防災の日(9月1日)

リサエネおじさんのつぶやき

2023年にも防災の日と題し以下のブログを投稿 ご興味があればご参考に!

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今年の防災の日に寄せる投稿は、台風10号について

迷走台風

台風10号は当初、東海から関東方面に北上しその後上陸、偏西風に流され東寄りに進路を変え、日本の東海上を足早に通り過ぎると予報。各メディアは日本の気象庁の出す情報と、海外の気象機関が予報する進路を引き合いに、ほぼ同じ勢力や進路を予想していた。海水温や風向き気圧配置などの情報を元に、AIを使って導き出す進路予報が主流の為、各予報が同じ様になるのも納得。しかし予期せぬ伏兵があらわれ、台風10号は迷走することにった。

寒冷渦と太平洋高気圧

予期せぬ伏兵の存在とは、「寒冷渦」。台風7号が北から巻き込んだ寒気が関東地方に激しい雷雨をもたらし、その後この上空の冷たい空気が、温まることなく寒冷渦となって、関東沖から沖縄の東海上を南下。この寒冷渦が北上しようとする台風10号を西寄りに引き込んだ。同時に「太平洋高気圧」が西に勢力を広げた為、西に引き込まれた台風10号は、行き場を失い迷走台風となった。

大型で強い勢力に発達

台風10号は、28日午前8時現在で935hPaと大型で強い台風へと成長した。その影響は千キロを超える範囲で風向きに影響を与えた。その結果、勢力が衰えた30日31日になっても太平洋沿岸に南から暖かい湿った空気を送り込み、各地で豪雨となった。

これまでに経験のない迷走ぶり

異例ずくめの台風10号は、屋久島付近で急速にその勢力が衰え、九州、四国、紀伊半島の地形に左右されうろうろ。以前の迷走台風は、太平洋上で太平洋高気圧の強弱に影響され右往左往、北上や南下をする台風の事を言い、その後、日本付近まで北上し偏西風の影響を受けて、北東方向に足早にオホーツク方面に駆け抜けるタイプだった。今回は「寒冷渦」に左右され迷走した事も異例だが、偏西風の蛇行が日本付近で例年より北東にある為、偏西風に乗れず地形に左右されてのろのろ。このような台風は私の人生の中で初めての経験です。

勢力衰退に影響か

屋久島の最高峰「宮之浦岳」1936mが台風の渦に大きな影響を与えた説もある。昔、お風呂の水を抜いて出来た渦巻きに指を少し入れて影響を与えると、渦は乱れ穴が無くなった。これと同じ様な事が上空1万mにも及ぶ台風の分厚い雲の渦に2000m近い山が影響を与えたとする説に私は同感。その他、九州の西側にあった上空の乾いた空気を強い勢力故に巻き込んだ為に、勢力衰退に拍車をかけた。

温暖化が影響

昨今の台風は日本付近で発生し、その後急発達。これは海水温が表面だけでなく、水深50メートルの海水温度も上昇しているからとする報告もある。台風が発生し、その風速のエネルギーで波が高くなり表面が描き乱され海水温度を下げる。その為、次の熱帯低気圧が発生しても同じルートなら台風に発達するまで、しばらく太陽光のエネルギーで海水温を温まるまで時間が必要だが、水深部まで温度が高くなっている事で次々と温帯低気圧が発達し、日本近海での台風発生のリスクが高まっている。これも地球温暖化が影響か

長期的な災害対策が必要

2050年までに海面上昇が加速し、現在より25~30cm上昇と米NOAAが報告している。日本の大型河川の堆積平野では海岸線に近い地域が0m地帯である。台風の気圧が下がり海水面が上昇、南から吹き込む風に影響され「吹き寄せ」効果で潮位が更に上昇、いわゆる高潮だ。これまでに整備された防潮堤では防ぎきれなくなる。海岸線が洗われる可能性の高い、低地からは経済活動を撤退すべきと考える。経済、人命を守るためには、海岸線にそびえ立つ様な防潮堤を整備するより、海岸線から撤退すべき。これは地震による津波にも多少は被害を軽減させる。

災害ハザードマップに記された危険地域から建物の移転をはかり、人命と財産を守る事に予算を投入すべき。列島強靭化は自然の猛威と、自然の劣化には勝てない。絶対に。

山野をむき出しにし何年も草木は生えない様に施す、メガソーラー発電所は、治水と生態系の観点から反対です。

停電に強い、家づくり、街づくりを早期に実現が必要。地産地消の電源確保。自家発電自家使用の実現

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