地球誕生から46億年、その地球上に生物が誕生したのが35億年前海の中で単細胞の生物が誕生したといわれてます。以来、生命の種は絶滅と進化を繰り返し現在までつながっている
生命の源、海
太古の海で単細胞方から多細胞に、そして脊椎動物が生まれ、陸上に上がって呼吸する生物が生まれ ,その後長い進化を経てわれわれ人類が誕生した。人間の体液や血液、そして妊娠し命を育み羊水も太古の海水に成分が似ているといわれてます。母なる海とも表現されるのも納得である
人間が生態系の頂点
もともと一つの塊だった陸地は約2億年前から本格的に移動を始めたようです。それぞれの陸地に分布していた動植物は、環境の変化に合わせ独自の進化をとげてきた。その中で生態系が形成され、種を守るために様々な進化を遂げ、われわれ人類が高度な知能を持つまでは、多くの種類の動植物が存在していたようだ。やがて、高度な知能を持った人間は、道具を使い、武器を持ち、生態系の頂点に立つようになる。様々な動植物を食料、装飾、毛皮などを欲し乱獲を行い、沢山の動植物が絶滅していった。
大航海時代
15~16世紀に大航海時代といわれ羅針盤の発達により船でヨーロッパから各海を航行し大陸や、島の間を行き来するようになる。ゴム・香辛料・果物などヨーロッパで必要とするものを、気候特性に合った地域を次々と植民地化し、現地の人々を奴隷とし自然な荒野を切り開き、それらの栽培をするようになる。(資本主義世界経済の基盤ができる)この間には、自然な荒野を切り開くことにより動植物の生態系を開発により破壊し、犬などをヨーロッパから持ち込み、絶滅させてしまった動物もいるようだ。
産業革命以後
化石燃料を利用し様々な製品を作る時代になり、今叫ばれているCO2排出が劇的に増加すると同時に、窒素酸化物や炭化水素などが光と反応し光化学スモッグとなり、動植物に悪影響を及ぼす、また大気中に排出された煙が核となり酸性の雨を降らせる。これも生態系への影響があると考える。
一例:西日本の松の多くが枯れている。これは直接の原因は松くい虫だが、その前に酸性雨により 松が持つ免疫力の低下が要因とする説もある
資本主義経済の歪み(過去)
人間の欲を満たすため、お金儲けの為に様々な動植物が乱獲され、絶滅や絶滅を危惧されている動植物もいる、現在42,100種(全体の27%)と言われてます。以前は、象牙、毛皮などの乱獲で絶滅もしくは絶滅危惧種となった動物も現代では、1973年に採択されたワシントン条約で、様々な要因により存続が脅かされている野生動植物種について過度に国際取引に利用されることのないよう国際社会が協力して取引規制をおこなうことにより、野生動植物の保全を図る仕組みができたことで、乱獲は免れている(密漁はある)現在、資本主義の歪みで、ワシントン条約の規制された動物以外を、ペットとしてや、観賞用として、世界各地で取引が行われている。
資本主義経済の歪み(現在)
お金を出してでも欲しいものを求める人が居るから、それを調達し販売をする。何も悪くない。でも動植物においては、ペット、観賞用で一旦手元においたのであれば、看取るまで飼い続けていただきたい出来なくなるのであれば、しかるべき方法で管理をして欲しい(施設に譲渡、他の人に委託、最悪…)テレビで、池の水を抜いてキレイにするとともに生態系の調査を行っている番組がある。外来種の多さに驚くばかり。これは明らかに人間が持ち込んだ外来種である。貿易船に紛れ込み日本に住み着いている種も有るようだか(セアカゴケグモ、ヒアリ等)、池沼にはフィッシングブームにのり、バスやブルーギルなど、肉食の魚が放たれ繁殖。今や日本の池や沼、川そして川の汽水域の魚類169種が絶滅危惧種。肉食の魚だけがこの169種類を生んだわけではない、40年以上前は工業排水、生活排水で河川を汚し多くの生態系を崩してきた、また災害防止の必要から護岸工事や砂防ダムをコンクリートで固め、本来の自然な川が減っているのも、絶滅危惧種が増えた原因と思う。これ全て、お金を出して人間の欲求を満たすために行われてき経済活動である。
カーボンフリー&SDGS
私たちも何不自由なく暮らせているのも、経済活動のお陰だが、生態系の頂点に立つ人間が46億年の長きに渡りつくられた地球上の豊かな恵みを、破壊してきた過去の諸行を改め、現代を生きる我々が取り組まなければならないのが、カーボンフリー & SDGS である。
次回 リサエネおじさんのつぶやきシリーズ 日本国内の生態系を考える