グリーンファクトリーEXPO(秋)

最新のエネルギー事情

幕張メッセでの展示会「グリーンファクトリーEXPO(秋)」に行ってまいりました。これでエネルギー関係の展示会は大阪、名古屋を含め私が参加したのは5回目ですが、これまでと少し変化がありました。その様子を発信します。

海外企業の出店

会場の各ブースを一つ一つ回ってみるのですが、海外の会社が多いことに驚きます。特に中国が圧倒してます。システムとかソフト関連は日本の企業が非常に多いのですが、製品は中国ですね。商談か雑談か分かりませんが、中国語が飛び交ってました。

最先端不在

様々な新しい情報に触れてきてるせいか、目新しに欠けてた印象。例えば、ソーラー発電のペロブスカイト太陽電池や蓄電池の全個体電池、全樹脂電池など、最先端の技術開発を世の中に知らしめる役割が、このような見本市だと思ってましたが、今すぐお金になる製品の即売会的な要素を感じました。

中小企業の減少

資本力のある大手企業は更に大手同士と手を組んで、お互いの持ち味を生かし、このエネルギー関連の巨大マーケットに参入してきてる印象。一方、町工場でこんな発明しました、こんなの作ったけどどうでしょう?のような、小さなブースで一生懸命説明をしてくれるエンジニアみたいな人が少なくなってしまったのが残念だった。想像するに、大手が大きな出店ブースで展開するようになり、ブースを確保して出店するにはコストが掛かりすぎるのかも。

EV車用充電器メーカー出店激減

2035年には日本の販売する新車は、100%EV車、PHEV 車と目標を掲げ、前述で挙げたように、現在の新車販売64車種と凄まじい勢いでEV化してます。一方充電器等インフラ整備が整っていない状況。政府は現在の設置台数3万台から2030年には15万台へ普及させる(30万台って噂も)と言っているが、今回の展示会では、急速充電のメーカーは0、普通充電は3社(内韓国メーカー1社)でした。

急速充電に関しては、リチウムイオン電池以外の電池を搭載した車が市場に投入された場合、これまでの最大出力20~50kWの急速充電器では満充電にするのに時間が掛かりすぎる。トヨタ自動車発信、EV自動車充電10分で1200km走行可能(2027年投入予定)となれば、最大出力の大きな(150kW~240kW)タイプで短時間に充電できるものが必要となる。多くの会社がこれまでの出力の充電器を販売しても、数年後には使えない車種が増えてくる。その時に設置者がお金を負担して高出力充電器に買い替える事も考えにくい。その為、今回の展示会では足並み揃え出店をしなかったので・・・・・私の憶測。

漏れ伝わってきたネタですが、普通充電機の普及に国から補助金が出るが、急速充電は来年度出なくなるって聞きました。これも私の憶測ですが、高出力充電器はコストが高く、これに補助金を沢山使われると、数が市場に投入できなくなり。2030年に15万台設置が達成できなくなる。これが憶測ではなく本当であれば、ユーザー目線にたって考えてないって思います。これは私の憶測です

ちょっと勉強してきたこと

触媒技術、Jクレジット、ゴミのガス化(メタン発酵ではない)など、今後ブログで紹介します。

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